目次
【体験談】派遣の職場見学とは?面接とは何が違うのか解説します!
- 今度派遣の職場見学をする予定がある
- 職場見学で気を付けるべきことを知りたい
当記事で分かること
- 職場見学と面接の違いが分かる
- 職場見学の内容を、僕の体験談を通して理解できる
派遣の仕事に申し込んで職場見学が決まり、緊張している人もいるのではないでしょうか?
それって面接と同じでは…?
派遣社員の「事前面接」は法律上禁止されている
実は派遣社員が派遣先の企業と面接をすることは、法律上禁止されているのです。
理屈としては、派遣の就業形態の場合、派遣社員はあくまで派遣会社と契約を結んでいます。
そのため派遣先企業は、派遣社員の特定を目的とした行為を、派遣法によって規制されているのです。
履歴書送付の要求や、面接内で年齢や性別や学歴を問うような行為を、派遣先企業は行ってはいけません。
つまり「面接」という行為を通して、派遣先企業が派遣社員を「選考」することは出来ないのです。
ただし職場の雰囲気を伝えるという名目で、軽く面談を行うことは許可されています。
これが「派遣の職場見学」の実態なのです。
【体験談】実際に派遣の職場見学に行ってきた

僕が実際に派遣の職場見学に行ってきたので、その様子を下記にまとめています。
派遣の職場見学の流れ
- 派遣会社の担当社員と合流、事前に打ち合わせを行う
※就業先の企業の情報や、職場見学での注意点をヒアリングします - 派遣先企業から業務内容の説明
- 簡単な自己紹介(職歴について説明)
- 派遣先企業から質問される
- 質疑応答(こちらの質問タイム)
派遣の職場見学では企業から何を質問されるの?
業務内容の説明と自己紹介は「面接」とあまり変わりはありません。
気になる点は「派遣先の企業との質疑応答」ではないでしょうか。
この点が派遣の職場見学と面接の最大の違いと言えます。
僕が実際に初めての派遣の職場見学で質問されたのは、下記の内容です。
- 現在の年齢
- 前職の退職理由は?
- 英語の実務経験はあるか?
※英文事務の仕事に申し込んでいたため - どこに住んでいるのか? また、実家に住んでいるのか?
- 何かスポーツをやっていたか?
- 業務内容の念押し
※クレーム対応が多い仕事なので、ストレス耐性は問題無いか?
※テキパキとメール対応を行うことは出来るか? - 長期的な就業を検討しているか?
結構ガッツリと聞かれました(笑)。
初めての職場見学だったので相当面食らったのを今でもよく覚えています。
同行していた派遣会社の社員に話を聞いたところ「職場見学の中では大分ガッツリ聞かれたね」とのこと。
面接とは違う!派遣の職場見学における3つの注意点
①事前に質問を考えておく
面接と同様に、質問をした方がやる気をアピール出来ますし、派遣先企業を深く知ることが出来ます。
企業名が明かされているのであれば、事前にHPを見て情報収集をしておくのが良いでしょう。
「就業開始までに勉強しておくことがあれば教えてください!」という質問も、やる気をアピールしたい方は言ってみると良いかもしれません。
②派遣の職場見学では派遣会社の担当社員が同行してくれる
面接の場合は、自分1人で面接を受けることになります。
しかし派遣の職場見学では、派遣会社の担当社員が同行してくれます。
職場見学中に困った場面があったら、助け舟を出してくれることもあります。
派遣会社の担当社員が同行するからといって、緊張する必要は全くありません。
むしろ強力な仲間が増えた!くらいの感覚で良いと思います!
③派遣の職場見学後に落とされることは珍しくない
名目上は「職場見学」でも、派遣先企業から落とされることは珍しくありません。
採用枠が1人に対して、応募者が複数いる場合は、必然的に落ちる人も出てきます。
ただし「採用を見送る」権利は、派遣先企業には存在しません。
そのため「今回はご縁が無かった」という理由で、派遣会社から落選の通知を受け取ることになります。
派遣の職場見学も「面接」のつもりで受けよう!
最後になりましたが、派遣の職場見学も面接も、話している相手は将来的に一緒に仕事をする可能性が高いです。
企業側からすればやる気をアピールして好印象を残している人を採用したいと思うのが筋でしょう。
派遣の職場見学は面接に比べると、聞かれる内容はライトです。
しかしあくまで心構えは面接のつもりで受けた方が、自ずと結果もついてくると思います!