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高校で帰宅部に入ったら人生が180度変わった話

「高校に入学したけど帰宅部に入ろうか迷うなあ〜、でも帰宅部に入ったら後悔しそう…。
既に帰宅部に入ったは良いけど、やる事が無さすぎて毎日暇だ〜。
実際に帰宅部だった人の体験談や、帰宅部のメリット・デメリットを知りたい!」
こういった疑問に応えていきます。
当記事で分かること
- 高校で帰宅部だった僕のエピソード
- 高校で帰宅部に入るメリット・デメリット
僕は高校生の時、帰宅部として学生生活を過ごしていました。
中学校ではバスケ部に所属し、週6で練習に励んでいました。
バスケ部と帰宅部という、ある意味「真逆」の部活で各々3年間を過ごしていました。
割と珍しいパターンじゃないでしょうか。
現在は社会人として、ブログを書きながら、ボチボチ生きています。
結論から言えば、僕は高校生活を帰宅部として過ごして、本当に良かったと思っています。
消去法で帰宅部に入部
高校生になった僕は、早速どの部活に入ろうか悩むことになります。
※偏差値60程度で、都内にある日本大学の附属高校です。
冒頭にも書きましたが、僕は中学生の時、バスケ部に所属していました。
しかし膝の怪我と時間のゆとりを求めていたので、バスケへの熱意は完全にゼロ。
興味津々と学校案内のパンフレットを見た僕は、思わず愕然とします。
入りたいと思える部活が、これっぽっちもありませんでした。
割と堅い校風の高校だったため、適度にゆるそうな部活が無かったのです。
唯一仮入部した射撃部も、僕にとって退屈でしかありませんでした。
軽音楽部があればベストだったのですが、存在しなかったので断念することに。
結局、同じクラスで仲良くなった友達が帰宅部に入った影響もあり、僕も消去法で帰宅部に入ることにしました。
暇すぎて絶望の日々…
いざ帰宅部に入ったものの、僕は路頭に迷ってしまいます。
中学では週6で部活があり、火曜日以外はひたすらバスケ漬けの日々…。
授業が終われば部活に行くのが当たり前の毎日を送っていました。
しかし高校では授業が終われば、帰宅する以外の選択肢はありません。
土日も予定が無いので、何もやる事が無くなってしまいます。
大多数は部活に参加し、帰宅部の友達とも毎日遊ぶわけではないので、暇を持て余していました。
学校から最寄駅までのタイムアタック、ニコ動鑑賞、テレビを見てボケーっと過ごす、mixiを眺める…。
中学のバスケ部時代とのギャップが大きすぎて、当時は鬱になりかけていました。
好きな子にフラれて勉強に目覚める
そんなこんなで帰宅部に入った僕にも、クラスに好きな人がいました。
結論から言えば、思いっ切りフラれました。当時はマジで悔しくて絶望的な気分でブルーでした。
フラれた事をきっかけに吹っ切れた僕は、負のエネルギーを勉強に注ぐ事を決意します。
とはいえ高校生活で最初の定期テストではクラスで下から4番目の成績…(40/43位)。
理系科目は苦手なので、私大文系トップの大学を目指そうと思い、慶應義塾大学を志望校としました。
当時の成績から言えば無謀でしたが、なぜかイケる気がしたのを今でもよく覚えています。
高1の夏休みは1日6時間くらい勉強していました。
帰宅部だと夏休みの予定が無いので、勉強に時間を割けるのがめちゃくちゃプラスに働きました。
高校1年生が終わる頃には、帰宅部に入って正解だと思えるようになりました。
ついに覚醒し、学年トップへ
こうして僕の帰宅部生活は、ほぼほぼ受験勉強に費やされることになります。
高2の夏には予備校に入り、自宅-学校-予備校を行き来していました。
正直高2と高3は気の合う人が全くいなかったので、友達もほぼゼロでした。
周りのクラスメイトから見たら奇特な存在に映った事でしょう。
でもそんな事はお構いなしで、ひたすら受験勉強に打ち込んでいました。
そして高3になり、校内模試で英語と日本史で学年1位を獲得します。
この時の僕は、完全に勉強人間へと化していました。
志望校の慶應義塾大学に合格
そして忘れもしない合格発表日。
PCに受験番号を打ち込むと「合格」の2文字が目に飛び込んできました。
今振り返っても、我ながらよく頑張ったと自画自賛したくなるほどです。
慶應義塾大学への進学者は5年ぶりだったらしく、先生も驚いていました。
高校で帰宅部に入るメリット
僕の高校生時代の帰宅部のエピソードを紹介しました。
もう少し客観的に、高校で帰宅部に入るメリットを考えてみます。
学校が終われば、何をしてもOK
帰宅部では、学校が終われば何をしてもOKです。
部活に入ると、自由が効かず、生活リズムが自ずと固定化されてしまいますね。
授業→部活→帰宅して疲れて何も出来ず…。
部活独自のルールや、厳しい上下関係など、制約も大きいです。
ハードな部活に入れば、部活の為に高校生活を捧げる覚悟が求められます。
心から熱中できる部活なら良いですが、何となく入った部活だと、学生生活がただただ苦痛になってしまいます。
一方で帰宅部だと、毎日のライフスタイルを柔軟に選べます。面倒なしがらみも一切ありません。
趣味に時間を費やす事ができる
帰宅部に入ると、学校以外の全ての時間を好きなことに費やせます。
17時に帰宅し、23時に寝るとして、平日は1日6時間を自由に使えます。
土日は睡眠時間以外は完全にフリーですね。
1ヶ月で200時間以上の自由時間が確保できる計算です。
興味がある趣味に取り組むには、帰宅部は最高の環境でしょう。
精神的なプレッシャーが無い
帰宅部は精神的なプレッシャーが無いのも魅力です。
部活に入っていると、人間関係やなかなか上達しないなど、辛いと感じる場面が多くてしんどい思いをします。
そこから得られる経験も大きいのですが、心身ともに消耗し切ってしまい、学校生活が苦痛の連続になる可能性もあります。
帰宅部だと精神的なプレッシャーが無いので、ストレスを感じずにゆるく学生生活を送れます。
高校で帰宅部に入るデメリット
高校で帰宅部に入るデメリットについても考えてみます。
「青春」とは無縁の生活
帰宅部は「青春」とは無縁。これが帰宅部の1番のデメリットです。
アニメやドラマを見ていると、高校生の青春ストーリーって「部活」が舞台になっていますよね。
帰宅部が舞台のストーリーっていかにも味気無さそうで、つまらなさそうです。
「仲間と共に1つの目標に向かって努力する」「好きなあの子と一緒に帰る」シチュエーションは帰宅部には幻想でしかありません。
友達を作りづらい
帰宅部は友達が作りづらいのがネックです。
帰宅部はいわば「無所属」なので、クラス以外での接点が乏しくなってしまいます。
部活で培われた友情と比べれば、仲の深まり具合はどうしても薄くなります。
中には帰宅部と聞くだけで「変わった奴」扱いする人も存在します。
ちなみに帰宅部同士での繋がりは、自ずと強くなるので安心してください。
僕は今でも帰宅部だった友人と連絡を取り合っています。
面接で不利になる
一概には言えませんが、帰宅部は大学入試の面接で若干不利かなと思います。
AO入試や指定校推薦では「人柄」を見られるため、帰宅部というのは消極的に見られてしまう可能性があります。
部活を必死に頑張ってきた学生と、帰宅部で頑張った証が見られない学生なら、前者の方がアピールポイントは大きいです。
学力試験で大学進学を考えているなら、あまり気にしなくても良いデメリットですね。
まとめ:高校で帰宅部に入るのは目的次第
高校で帰宅部に入るか否かは、目的次第だと思います。
入りたい部活があれば、まずはそこに入れば良いと思います。
1番避けたいのは、何の目的も無く帰宅部に入ることです。
「部活だるいし、帰宅部で良いか〜!」くらいのノリだと、恐らく1ヶ月もしないうちに飽きます。
クラスメイトは部活に参加していて、放課後もすることがなく絶望…。という高校生活にもなりかねません。
実際、僕はこのパターンに陥りかけました。
一方で「趣味に打ち込みたい」「勉強の時間を確保したい」という理由があれば、帰宅部はむしろ最高の環境だと思います。
※もし帰宅部への入部を決めたら、バイトを始めてみるのもオススメです。
親の目線を気にせずに欲しい物をたくさん買えますし、働くことを通して社会勉強にも繋がります。
人生で10種類以上のバイトを経験した僕が、高校生にオススメのバイトを紹介しているので、興味があれば読んでみてください!
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